東京タイムズ

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投稿者: 本誌特別取材班

鈴木咲さん、「2019年度カレンダー発売」イベント

鈴木咲さんが2019年カレンダーを発売。12月1日に都内で記念イベントを開催した。

アイドル、グラビアモデル、バラエティーなどで活動してきた鈴木だが、カレンダーを発売するのは15年の芸能生活で初。「初めてなので何をしていいか分からなかったんですけど、こんな仕上がりになりました」とカレンダーを披露した。

“Aカップグラドル”の鈴木さんだが、表紙に起用された下着の写真には谷間が。「相当寄せていますよ。頑張ればこれくらいになることが判明しました」と報道陣を笑わせた。

この写真に周囲からの反響もあったようで「見えを張った写真を(表紙に)持ってきたせいで『どうしたの?』『入れたの?』って言われたんですけど、中身を見れば全くないので」と、胸が小さいことを自ら強調。

また、カレンダーで着用した衣装について「写真集などで自前の衣装を持ってくることが多いんですけど、今回も衣装は自分で用意して、ここに登場している衣装、下着は普段着用しているものです。なので、普段の私が見られると思いますし、こういう下着を着ているんだなって想像してもらえれば(笑)」とPRした。

元HKT多田愛佳、文春砲を浴びるなら「好きな人と撮られたい」

 元HKT48のメンバー、多田愛佳さんが11月18日、来年カレンダーの発売イベントを東京都内で行った。今回は水着ショットはなく、「かわいらしさがテーマ。水着なしでどこまで売れるかチャレンジです」と笑顔。昨年4月の卒業で恋愛解禁になったが、恋人はおらず、「好きじゃない人と文春砲を浴びるのはいや。好きな人と撮られたい」と切望した。

東京大学応援部「淡青祭」、開催 観客2500人で大盛況

東京大学応援部が12月1日、第48回となる「淡青祭」が埼玉会館大ホールで催され、2500人もの観客が集まり、満席となった。
ステージは三部構成で、一部は吹奏団が音楽を奏で、二部ではチアリーダーが軽快な音楽に合わせてダンスを披露し、三部では、東大の応援歌・チャンスパターンメドレー・寮歌などが披露された。

 

参加者の一人は「本当に身震いする思いをした。四年生にはお疲れさまでした、と心から言いたい」と述べた。

 

応援部の酒井泰斗・主将は次のように語った。

 

「歴代でも多い方の集客でして、満員になったことが今までなかったし、埼玉という立地なのに、今年は満員御礼となりまして、感無量です。応援団の四年間を振り返りますと、一年生の頃は辛いということしかなくて、二年生になって後輩が出来て、そこからは後輩の前で弱い姿を見せられないので、自分を奮い立たせられて、とても充実した日々をおくれました。
 私が入部したころはリーダーが絶滅寸前でした。四年生2人、三年生1人、二年生ゼロという状態でした。いまは四年生が2人、3年生が4人で二年生が4人で一年生が3人なので13名います。これで存続できるだろうなあ……と安心しています。
 後輩ができて、辛いこともありましたが楽しく感じられ、幸せでした。今日、ご来場なさった皆さん、四年間見守ってくれたみなさんに成長した姿を見せられてよかったです。本当に来ていただいて、そして、四年間支えていただいて、ありがとうございました。私は四年生だからこれで終わってしまいますが、応援部は新しいメンバーが次々と入ってくる部活なので、私たちよりも、もっといいものを作れると思っていますので、期待しております。」

結城モエ・高尾美有・松井りな、写真家・篠山紀信による「全てをさらけ出した」 初写真集発売!!

 神田うのや栗山千明が所属する芸能事務所スペースクラフト・エンタテインメント所属の女優・結城モエ(24)、高尾美有(22)、松井りな(25)が、写真家・篠山紀信氏(77)によるヌード写真集「premiere(プルミエール)」(小学館)を12月1日に3冊同時発売し、その発売イベントを都内・GINZA SIX内にある銀座 蔦屋店にて開催した。

 

女子大生ユニット・キャンパスクイーンを卒業し、身も心もこれまでの全てを脱ぎ捨て、自分たちの「生きる美の一瞬」を本作にて表現した3名。本作について、篠山は「無名な女優だからこそのピュアさ、穢れのなさをそのままに表現した。彼女たちのありのままを撮影した結果、最高の作品ができた」と語った。

 

「親戚や女の子の友達が見ても『素敵ですね』と言ってもらえるようなヌード写真集」に仕上がったとはいえ、初めてのヌードに強い覚悟をもって挑戦した彼女たち。

 

今年、慶應大を卒業した結城は「表現者になりたいという気持ちで芸能活動をしていたはずなのに、ドラマの仕事で『自分が周りからどう見られるか』ばかりを気にしてしまって、自分を出すことが怖くなってしまった」ことを明かし、「すべてをさらけ出すことへの恐怖や葛藤を乗り越え、写真集が完成した時に、これが表現するということなのかと分かり、女優として生きていく覚悟を決める事ができました。この感覚を知らない半年前には絶対戻りたくないです。」と語った。

 

「いつでも笑っている自分が一番いい自分だ」と思っていた高尾は、「この撮影を通して、篠山先生から私の笑顔の中には悲しみや怒りも込められているということに気づかされました。いつもの笑顔の私ではなく、写真集のどのページでも、今まで見せたことのない私を見て頂けると思います。」とコメント。

 

松井は写真集について「悩んでいる全ての人の心を動かせるような、一滴の潤いになればと思います。」と語り、「篠山先生はお父さんみたいな存在です。今すぐハグしたいくらい!今度は松井を撮らせてくれって言ってもらえるように、女優として活躍することで感謝の気持ちを伝えていきたいです。」と篠山への感謝を述べた。

 

 

 

■3冊同時発売写真集情報
「 première 結城モエ」
「 première 高尾美有」
「 première 松井りな」
仕様 B5変形 128ページ オールカラー
発売 2018年12月1日
本体価格 3800円+税
発行 小学館

☆来年1月23日には、本シリーズのスペシャル版として篠山紀信写真集「premiere ラリューシュの館 結城モエ・松井りな・高尾美有」を発売することを発表した。
清原芸術村(山梨県)を舞台に著名な画家・建築家の作品とともにセッションしたアート写真集が遂に発売!!
「 première ラリューシュの館 結城モエ・松井りな・高尾美有 」
発売予定 2019年1月23日
本体価格 3800円+税
発行 小学館

外岡えりかさん、菊地亜美さんの結婚に「私は予定はありませんが、優しい人が好き」


 2015年まで活動したアイドルグループ『アイドリング!!!』の創設メンバーで女優外岡えりかが11月25日、来年カレンダーの発売イベントを東京都内で開催した。『アイドリング!!!』時代の同僚でタレント、菊地亜美さんが今年2月に一般男性と結婚したが、「私は今のところ予定はありませんが、優しい人が好き。一緒に笑って楽しく過ごせる人がいいな」と語った。

桃月なしこさん、カレンダー発売イベント「お気に入りはチャイナ服」

 現役看護師でグラビアアイドル、桃月なしこさんが25日、東京都内で行われた来年カレンダーの発売イベントに出席し、「この大きいカレンダーがみなさまのお家に飾られると思うとちょっと恥ずかしい」と語った。5、6月のチャイナ服ショットがお気に入りで、「痩せて、くびれができてきたので」と宣伝した。

多文化共生の青梅宿 今年最後のサンバカーニバル


青梅市にとって5月の青梅大祭に次ぐ2番目に大きなイベント「青梅宿」が11月17、18日に開催され、18日には「季節はずれのサンバパレード」が行われ、多数の観光客が訪れた。イベント会場には青梅在住のアメリカ人やベトナム人がそれぞれの料理を披露する出店も出た。ベトナム人の一人は

 

 

「私は日本が大好きです。そして、青梅が大好きです。青梅のように自然豊かで落ち着いた場所で暮らすことはかけがえのない喜びです」

 

 

と述べた。青梅に長く在住している女性は

 

 

「サンバパレードを始めることになってから、人がたくさん集まるようになった。見ていて、楽しい。毎年この時期が訪れるのを楽しみにしています」

 

 

と述べた。警備にあたっていた警察官の一人は

 

 

「警備がなかなかたいへんですが、盛況で何よりです。今後も続けていって欲しい」

 

 

と述べた。協同組合「東栄会」の久保稔・理事長は

 

 

「今年で青梅宿は28回目です。東京五輪の年にちょうど30周年を迎えます。ますます発展させていきたい」

 

 

と語った。

 

 

青梅宿にサンバパレードを企画した「青梅宿」主催者の高山さんは

 

 

「もともとは青梅宿の打ち上げに武蔵野美術大学のサンバチームに来てもらったのがキッカケ。これはサンバパレードをやったらいいのではないか、と思い、交渉して実現しました。今年で11回目。サンバパレードを始めたら、人の数がグンと増えた」

 

 

と語った。

橋本梨菜・☆HOSHINO・仲村美海が2019カレンダーイベントを合同開催

グラビアアイドルの橋本梨菜さん、☆HOSHINOさん、女優の仲村美海さんが11月18日、東京・福家書店新宿サブナード店にて『2019年カレンダー』の発売記念イベントを開催。同じ事務所に所属する3人が合同取材に応じた。

 

 人気グラドルでありながら意外にもカレンダー発売は初めての橋本さん。「カレンダーを出したいとずっと言っていたのですがなかなか出せませんでした。今回出せて嬉しいです」と喜ぶ。カレンダーは全カットハワイで撮影。「日本一黒いグラドル」の美黒肌が映えるイエローの三角ビキニを見せつけながら「もちろん前乗りでハワイ入りして焼きました」「夏っぽい写真ばかりになるかと思ったら、四季を感じられる素敵なカレンダーになりました」と語った。

 

 現役女子大生の☆HOSHINOは「来年4月、もしかしたら卒業できるので、大学生生活最後のカレンダーになると思うので嬉しいです」語る。今回初のカレンダーで挑戦で「衣装もセクシーなものがたくさん入っていて、中にはノーブラで撮った衣装もあります。今は見せられないんですけど(笑)」と発言。そして「玄関に飾って、毎日元気になって仕事に向かってもらいたいです」とアピールした。

 

 カレンダーは2作目の仲村は「こういう大きい写真は久しぶりで、嬉しいです」と笑顔。ボディにぴったりした黒の衣装の写真がお気に入りで、「こういう衣装は初めてきたので不安でしたが、出来上がりがカッコよくてお気に入りです」とアピール。「仕事場に飾っていただきたい」と強めに要求した。

参院委員長の職権連発の委員会運営に「慣例もルールも関係なし」と福山哲郎「立憲民主党」幹事長

 福山哲郎「立憲民主党」幹事長は20日夕、国会内で定例会見を開いた。

 会見冒頭、失踪技能実習生から2017年に聞き取った2,870人分の個別の調査結果(個票)について、撮影やコピーは許されず、手書きで写すことが認められている点に言及、「合理的根拠に欠ける」と指摘した。

 また、参院の4つの委員会が委員長職権で開催されることについて、「異常な参院の委員会の運営。断固として抗議したい。議会はいらないと言われているのと同じ。慣例もルールも関係なし」と声を荒げました。さらに安倍総理に対し、「臨時国会を招集しておきながら、長々と海外に行く予定を組んでいるとも聞いている。これも非常に遺憾に思う。総理の日程に合わせ、なぜ議会がこんな無理な運営をし、何でも強硬にやらなければいけないのか、まったく理解ができない。与党側の国会運営については本当にふざけるなと言いたい」と語った。

記者からの質疑応答

Q:LGBT差別解消法案の提出準備をしていると思うが、こうした法案、政策を打ち出す意義は

 

 綱領の中で明確に多様性を大切にすると謳っています。それは障がい者の問題もLGBTの問題も同様。その中で差別解消法の議論を党内で進めるのも当然だと考えており、そういった形の立法作業については鋭意準備をしていきたい。意義としては、自民党の杉田水脈議員の発言をはじめとして、非常に心無い差別的な表現が世の中に出回った一方で、LGBTの皆さんに対する理解も間違いなく広がっている。その中で我々自身は綱領に掲げた多様性を大切にするということを、政策としても、候補者としても、党の態度としても、明示していくことは重要なことだと思っています。

 

Q:入管法改正案の何が一番の問題だと考えているか

 

 まったく材料もいい加減、法案の内容もスカスカ、そして答弁も二転三転するような状況で、日本の社会を転換する、外国人労働者に入っていただく問題について、こんな急ごしらえで出してきたことが、そもそもの出発点の問題。
 一方で、技能実習制度のなかで問題点が浮き彫りになっているにも関わらず、そのことについても国民に開示すること無く、この入管法改正案の審議を進めようとしていることが2点目の問題。
 3点目の問題は、国民がこの問題について「慎重に審議をしろ。あまり拙速にやるな」と圧倒的に世論調査でも多いにも関わらず、はじめに日程ありきで来年4月に無理やり始めようとしていること自身が、相当無理がある。こういったことも含めて問題点だらけ。

 

Q:入管法改正案の議論の中で、国民民主党の中に議連の案をベースに対案を出す動きもあるが

 

 対案という議論があるが、対案の前にまず、技能実習も含めて今の日本の実態がどういうものなのか分からなければ対案の意味もない。何でもかんでも野党が対案を出せというのは、今の議論の中では拙速。
 対案を否定する気はないが、まずは今の技能実習も含めた実態と、政府が出してきている入管法改正案の考え方や中身をまずは明らかにすることが先決だと思う。

 

Q:女性候補者擁立プランについて、改めて意義を

 

 統一地方選挙や来年の参院選挙に向けて、女性候補者を多く擁立をすることで女性議員を一人でも多く当選していただきたい。
 また、多様性を確保するために、もしくは生活に根ざした現場の声を聞くために、草の根からのまっとうな政治を作るために、女性の声というのは、必要不可欠なものだと考えています。
 さらに女性の方をより多く擁立し、議員になっていただき、活躍いただくことで、党の姿勢を国民に示していきたい。

横山ルリカさん、カレンダー発売。豪華ウエディングドレスを着用

タレントの横山ルリカ(27)が11月18日、東京・ブックファースト新宿店でカレンダー発売イベントを行った。

カレンダーでは、豪華なウエディングドレスを着用したが
「ウエディングドレスはしばらくは着る機会は訪れなさそうなので、20代のうちに着ることができていい思い出になって良かった。本当に着る機会はいつ訪れるのかなと思っていますが、着る機会があったらファンの方にも祝福して欲しいです」

と語った。

委員長職権で入管法改正案が実質審議入りに「立法府は瀕死になった」と山尾志桜里・野党筆頭理事

 野党が提出した葉梨・衆院法務委員長(自民)の解任決議案が20日の衆院本会議で否決されたことを受け、本会議散会後に衆院法務委員会の理事懇談会を開催。21日の同委員会で外国人労働者受け入れ拡大に向けた出入国管理法(入管法)改正案の実質審議入りと、定例日でない22日の参考人質疑を委員長の職権で決めた。

 同委理事懇談会後、立憲、国民、無所属、共産の野党4党の衆院法務委員会の理事は国会内で揃って記者団の取材に応じた。

 野党は、失踪した技能実習生から2017年に聞き取った2,870人分の個別の調査結果(個票)の公表を求めているが、与党側は「引き続き検討する」としたまま応じていない。失踪した技能実習生2,870人分の個票は19日の法務委理事懇談会で公開されたが、閲覧が許されたのは法務委の理事のみ。撮影やコピーは許されず、野党理事らは手書きで写したが、書き写した20人のうち17人が最低賃金割れを示す書類だったにもかかわらず、失踪動機を尋ねる選択肢で「最低賃金以下」にチェックしてあるのはゼロであるなど、入国管理局は受け入れ側の不正を把握しながらそれを見逃していた実態が明らかになっている。

 野党筆頭理事の山尾志桜里議員は、理事懇で委員長の職権により、(1)21日の入管法改正案の趣旨説明と質疑を予定されていた一般質疑をやらずに9時から17時まで行うこと、(2)定例日以外の22日には外から参考人を呼ばなければならないにもかかわらず法務大臣の日程がたまたま取れないからという理由でわずか2日前に参考人質疑を行うことが決められた――と報告。こうした事態に「立法府は瀕死になったと思っている。偽のデータで空っぽの法案を作り上げ、国会の審議すら空っぽの状態で、法案の成立ありき、お尻(質疑終局の日程)ありきで突き進んでくる。私たちは瀕死の立法府のなかで、それでも、場合によっては質問等を通じて国民の皆さんに本当にこの国の根幹にかかわる問題が、大変な状況で成立に向かって突き進んでいることをいかに伝えることができるかを検討したい」と述べた。

 国民民主党の階議員は、「新聞各紙の世論調査を見ても、この入管法改正について『今国会成立にこだわるべきではない』という回答が圧倒的に多い。この新しい受け入れ制度の土台になっている技能実習制度が、昨日、今日と私たちは失踪者のデータを調べてきたが、件数が多いのでまだ一部ではあるが、政府は『最低賃金以下』であることを理由に失踪した人は0.8%に過ぎないと言っているが、客観的に『最低賃金以下』であるかどうかは聴取票の別の欄にある労働時間と月給の数字から簡単に割り出せる。われわれが手書きで調べたものを集計したところ、『最低賃金以下』の方は7割を超えている。アトランダムに抽出してこうした数字であり、今の制度を土台にして新しい制度を作ることはありえないということがあらためて明らかになった」と断じた。

 無所属の会の黒岩議員は、定例日以外での審議で、しかも参考人質疑については後日協議すると言ったまま何ら提案のないままいきなり22日にやると決められ、与党筆頭理事の平沢議員からは「準備しているのが当たり前」だと言われたと反発。聴取票をめぐってはこれまで安倍総理も法務大臣も「失踪者が刑事訴追される恐れがある」ことを理由に公表を拒んできたが、「事業者が最低賃金法違反で刑事訴追の恐れがあり、不法行為があったら当然告発義務があるにもかかわらずそれをしてこなかったことで入管当局も刑事訴訟の恐れがある。まるっきり逆の刑事訴追のおそれがあるから聴取票を出せなかったのだと疑わざるを得ない状況だ」と指摘した。

 共産党の藤野議員は、「個票が示しているものは今の法案審議の大前提」だと述べ、最賃法の話以外にも、(失踪動機の理由として)「暴力を受けた」というチェックがないものでも『体力的にきつい』などといった同じような回答があると指摘。「個票を見ないと分からない。もともと国会で与党も含めて付帯決議で求めたものであり、出さない理由はない。プライバシーには配慮して取り扱えばいい。出して当然のものだ」などと強調した。

日ソ共同宣言基礎に平和条約 「2島先行返還」も視野に交渉 日ロ首脳会談

 安倍晋三首相は14日、訪問先のシンガポールでロシアのプーチン大統領と会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎として、平和条約締結を加速させることで合意した。同宣言は領土問題に関し、平和条約締結後に歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島を日本に引き渡すと明記しており、今後、両首脳が「2島先行返還」も視野に交渉を進めていく可能性もある。

 首相は11月末からアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合の際に会談を行うとともに、年明けにもロシアを訪問し、プーチン氏と改めて会談する考えを表明した。

 会談は通訳を交え、2人だけで行われました。首相は会談後、記者団に対し、「この戦後70年以上残されてきた課題を次の世代に先送りすることなく、私と大統領の手で必ずや終止符を打つという強い意志を完全に共有した」などと述べた。

 1875年の樺太(からふと)・千島交換条約で千島列島全体が日本の領土として確定しているにもかかわらず、日本政府は「千島列島放棄」を盛り込んだ51年9月のサンフランシスコ平和条約を不動の前提とした上で、「択捉(えとろふ)、国後(くなしり)は千島にあらず」と主張。北海道の一部である歯舞、色丹を加えた「北方四島」を「固有の領土」とみなし、返還を求めてきた。しかし、こうした主張は歴史的にも国際法上も道理がなく、領土交渉は行き詰まりを見せていた。こうした中、歯舞・色丹の「2島返還」論が90年代以降、何度も浮上している。

 日ソ共同宣言には、平和条約締結後に「歯舞群島、色丹島を日本に引き渡す」と明記されているが、択捉・国後などには言及がない。安倍首相も会談後の記者会見で「4島返還」に言及しなかったため臆測が広がったが、菅義偉官房長官は15日の記者会見で、「北方四島の帰属問題を解決し、平和条約を締結するというのが、わが国の一貫した立場だ。この点に変更はない」と強調した。

「2島返還で平和条約」は絶対やってはならない 日ロ首脳会談 志位和夫「日本共産党」委員長が会見

 日本共産党の志位和夫委員長は15日、国会内で記者会見し、安倍晋三首相が14日のシンガポールでのロシアのプーチン大統領との会談後に「日ソ共同宣言を基礎に平和条約締結交渉を加速させることで一致した」と述べたことについて、「会談の中身が分からず発言に即したコメントは難しい」とした上で、「少なくとも2点は強調しておきたい」として、日ロ領土問題に対する日本共産党の基本的立場を述べた。

 第一は、「歯舞群島と色丹島は北海道の一部なので『2島先行返還』はありうることだが、その場合は、中間的な条約と結びつけて処理することとし、平和条約は領土問題が最終的な解決に至った段階で締結すべきだ」ということだ。志位氏は、「2島返還で平和条約を結ぶことは絶対にやってはならない。ここが肝心なところだ。平和条約は結んだら国境線の画定となる。それ以上の領土返還交渉の道は閉ざされる。歴代日本政府の立場の自己否定となり、ロシア側の主張への全面屈服になる」と強調した。

 第二に、志位氏は、60年以上にわたり日ロ領土問題が前進しなかったのは、「国後島・択捉島は千島にあらず。だから返還せよ」という日本政府の主張が「歴史的事実に照らしても国際法的にも通用しない主張だったことにある」と指摘し、「このことを正面から認め、領土交渉の方針の抜本的な再検討をすべきだ」と強調した。

 そして「日ロ領土問題の根本は、『領土不拡大』という第2次世界大戦の戦後処理の大原則を踏みにじって、『ヤルタ協定』で『千島列島の引き渡し』を決め、それに拘束されてサンフランシスコ平和条約で『千島列島の放棄』を宣言したことにある。この戦後処理の不公正をただし、全千島列島の返還を正面から求める交渉を行ってこそ、解決の道が開かれる」と語った。

ゲイの石川大我氏、立憲から参院比例区に挑戦「LGBTについて平等な権利獲得のため全力を尽くす」


立憲民主党は20日、常任幹事会を開催し、石川大我(いしかわ たいが)氏を次期参院選挙比例代表の公認候補者とすることを決定。同日、国会内で福山哲郎幹事長が同席し記者会見を開いた。

 石川氏は、現在、豊島区議会議員の2期目。日本において初めて公職に選出されたオープン・ゲイとして知られ、これまでも活発に活動をしてきた。

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