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■東京タイムズ Onlineチーム

編集長/むのたけし

編集/高橋しょうご

記者/東京タイムズ特別取材班

創立のことば


歴史学者J・E・アクトンの有名なことば「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」に象徴されますように、

権力の腐敗がほとんど法則的であることを前提として、近代の国家は腐敗を構造的に防ぐ手段たる「三権分立」を創出しました。

しかしこの三権はいずれも国家権力に属するために、しばしば癒着あるいは独裁化に陥りやすい現象がみられます。


この「癒着あるいは独裁化」を監視して未然に防ぐための最も有効な働きを示してきたのがジャーナリズムです。

腐敗しつつある権力は、国民に「知られる」ことをまず最もおそれます。

知られなければ国民の怒りも起きようがないはずなのですから。

したがってジャーナリズムは、国家権力としての「三権」からは全く独立した市民のものでなければならず、

そこに俗称「第四権力」たる意味も役割もあるわけです。民主主義社会にとって健全なジャーナリズムが必須条件でもあるゆえんでしょう。


しかしながら、そのような第四権力としてのジャーナリズムも、国民の間に信頼がなければ影響力はありません

一般的に週刊誌の信頼度が過去に高くなかったのは、センセーショナリズムや羊頭狗肉・エログロ・プライバシー暴露に走りすぎ、

正確性や取材倫理・批判精神・報道対象などの点で真のジャーナリズムからかけ離れていたからでしょう。


ジャーナリズムが国民の信頼を失うもう一つの大きな原因に、国家権力との癒着あるいは国家権力の広報機関化があります。

三権を監視する役割のはずが、三権の補完物と化しているのでは、第四権力としての存在理由もなくなってしまいます。


日本敗戦から73年。日本列島はゴルフ場などで環境破壊がすすみ、去年は日本軍(自衛隊)の海外派兵が強行され、

金権政治の腐敗構造も極点に達していることが国民の前に明らかになりました。

この重大な時期に、日本のジャーナリズムははたして第四権力の名に恥じぬ役割をつとめているのでしょうか。


東京タイムズ編集部

創立に寄せて―むのたけし編集長


支配政党の金権腐敗、この政党に巨額献金する経済主流が見逃す無責任なマネーゲーム、巨大化したマス文化の画一化作用、
これらは相乗効果を発揮して、いまや底無しの様相を呈し、民主主義の市民と世論を呑み込む勢いである。


この三つの荒廃には、さまざまな超越的、イデオロギー的批判が下されている。しかし、あまりものをいうようにも見えない。


むしろ、いま必要なのは、前途をどうすれば明るくできるか、その勢力と方法の芽生えはどこにあるのかをはっきりさせる内在的、
打開的批判であり、この批判を職業とし、生活し、思想する主権市民の立場から実物教示してみせる仕事である。


われわれは、46年を積み重ねた『東京タイムズ』の一貫した志の中断をはなはだ残念に感じ、ここにその志を継承し、
さらに発展させるニュースサイトを新しく創立しようとする。


いかなる機構、どんな既成組織からも独立し、読者と筆者と編集者の積極的協力の道を開き、共同参加、共同編集によって、
ニュースサイトにおける市民主権の実をあげるモデルの一つを作りたいと願っている。


読者諸君、執筆者諸君の積極的参加を心から期待したい。

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