ろう漫画家、平本龍之介さんの講演会を取材させていただきました。
平本龍之介 (ひらもと りゅうのすけ)
1980年生まれ。東京都出身
現在、福岡県 久留米市在住のサラリーマン兼漫画家
父はイラストレーター、母は雑誌編集者という家庭に産まれる。
父の影響もあり。幼少期から絵を描くのが大好きな子供であったと平本さんは語る。
父親がイラストレーターということもあり直々に絵の指導を受けたり、当時としてはまだ珍しい自家用パソコンで”作品”を制作するなど非常に恵まれた環境でメキメキと上達していく平本少年
聴覚障害がある事に最初に気づいたのは父親
「呼びかけに無反応だった事に父が気づいたのがきっかけです。」
産まれてくるまでに3日も掛かるほどの難産だったことが聴覚障害に影響したのではないか?という話もあったが直接的な原因は不明
「小学校と中学校までは普通の地域の学校でした。高校から、ろう学校に通いましたが。手話を覚えるのは大変でした。」
19歳から漫画の道行くと決め、日本デザイナー学院漫画コースに入学。
20歳から本格的に漫画家活動と、エッセイを描くようになる。
「昔は原稿紙を良く使いました。買うのも大変だし。1ページで3〜4時間位掛かります。今の時代だとアイパッドの中に入ってる原稿紙アプリを使用すると、わざわざ店に買いに行かなくても済みます。1ペースで1〜2時間位は短縮出来ますので大変に便利です。」
その後、35歳でNPO法人川崎市ろう者協会からオファー。
2015年7月からは特定非営利活動法人川崎市ろう者協会の新聞に月1回漫画連載開始。
2017年には「平本龍之介漫画家の後援会」創立するなど活躍の場を広げていく平本さん。
インタビューのラストには最新作「ひらもとの人生道」を手に取り。「色んな健聴者にも読んでもらい、聴覚障害者への和解を広めて欲しい」と手話で語った。
西日本新聞にて好評連載中!
タイトル名は「僕は目で音を聴く」
川崎ろう協は「ひらもとの人生道」
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