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シオンの還暦パーティにて、ろう者のダンサー・高橋愛さんがパフォーマンス

シオンとはLGBTイベントを参加する性同一性障害もつ塩ノ谷さん。
3月8日で60歳になり祝うパーティが行われた。。
「LGBTの人を理解し支援」レインボーマラソン大会で美女男の娘状態でフル完走した。
日テレNEWS24
http://www.news24.jp/sp/articles/2019/03/02/07419123.html

 

都内においてシオンのために特別ゲスト・ろう者のダンサー&アーティスト・高崎愛さんが招待され、パフォーマンス披露した。「無音の平和」ダンスを踊ったのだった。

 

高橋さんは聴覚障碍をもち、限界の壁を突いていく、ろうヒロインだ。たまに、パフォーマーやる事もあるという。カオスなダンス技を習得し、「高橋愛流ダンスを見て頂ければ嬉しい」と話す。

 

数年前に手話あいらんどの南さんからスカウトされて、きいろぐみの手話あいらんどのTV手話ガールズに入った。現在は引退し、独立パフォーマンス&アーティスト活躍中。

 

高橋愛プロフィール

 

身体の奥底から出てくる目に見えない情熱をまとったオーラをダンスやイラストなどで発揮したいと思い、ジャズダンスを始める。
1998年より公演・TV・CMの出演経験もあり。
2007年春 ハリウッド映画「バベル」(アレハンドロ監督/ブラットピット・菊池凛子)エキストラ出演
2007年夏 南瑠霞著「五十音づ引ける手話単語集」(日本文芸社)手話モデル
2008年11月~2009年2月TBSドラマ「ラブレター(鈴木亜美)」アドバイザー
2009年春 スペインショートムービー 手話ポエム(パブロ監督)出演
2009年夏 歌手 青山テルマ「忘れないよ」 プロモーション映像手話指導
2014年10月22日
Super Deluxe(スーパー・デラックス)[六本木]
ドイツから世界のベース界を牽引するセバスチャングラム来日の折9台のコントラバスと2人のダンサー(2人のうちの1人)共演。このきっかけでコンテンポラリーダンスに興味をもつようになり色々な創作ダンスを始める。
『「ハムレット」(無言視覚劇・オーフィーリア役)』『「のうとるだむ」(エスメラルダ役)』
現在もさまざまな場所で幅広く活躍中。


高橋愛さんインタビュー

 

―――無音パフォーマンスのコンセプトとは?

 

高橋:コンセプトについて、模索中です。尊敬しているピナパウジュさんのいのちのある踊りを踊り続けるようになりたく、試行錯誤をしながらいきたいと思っています。

 

―――パフォーマンスのテーマは決まっていますか?

 

高橋:公演たびにテーマが変わりますから。特にこだわっていません。

 

―――どうしてダンサー&アーティストにしたか?

 

「ダンサー&アーティスト」の舞台女優です。
【ダンサーの種類】
コンテンポラリー、ジャズダンス、創作ダンス など。
きっかけは高校の時から芸能人事務所
オーディションに合格した。
それからダンス、モデル歩き、お芝居、日舞など色々レッスンしました。
先生からジャズダンスのレッスンをやってみないか?と声をかけてくれて見学。レベル高いジャズダンス。ここなら上達するかもしれない。何か答えが見つかるかもしれないと思い入部。
汗を流しながらレッスン。レベルが高すぎて自分がだんだん上達していくのを感じ嬉しくなりました。
それから公演など色々活動して
コンテンポラリーなどに出会い、色々、創作ダンスするようになりました。そして色んな人達に出会ってとても参考になり刺激を受けています。

 

―――高橋愛DVD発売予定はありますか?

 

高橋:予定はありませんが、前からダンサーとかパフォーマーなど色々撮ってDVD発売出来たらいいなと考えています。

 

―――他のろう者アイドル&女優いますが、きいろぐみ、忍足女優さんなど、勝つように目指していますか?

 

高橋:勝つというより勝ち負けとは関係なく私は私。「ろう者の高橋愛」ではなく高橋愛として「高橋愛です。」と言えるようになりたいです。

 

―――武道館ライブ?埼玉アリーナ?目指していますか?

 

高橋:それは大きいライブですね。出来ればたくさんの方々に観てもらいたいと思っています。出来たら世界中に飛び回って踊れたらと思っています。

 

―――パフォーマンス衣装は自作ですか?

 

高橋:服を買ってその上に布とかを付けたり、ハサミで切って形を変えて縫ってみたり、色々工夫をしたりしてます。
今度は変わった衣装を作ってみようとチャレンジしたいと考えています。

 

―――目標にしていることはありますか?

 

高橋:私しかできないコンテンポラリーダンス・他、舞踏家など 視覚的な表現を目指しております。
そしてエスプリを感じさせるダンスを目標したいと思っています。
それから絵をたくさん描いて個展を出したいです。
私は新しいことをチャレンジすることが好きなんです。不安と期待が入り混じってる感じですが頑張ります。
どうぞ応援よろしくお願いします。

 

―――未来劇場ムーンウェーブ公演について

高橋:どのようにパフォーマンスやる予定でしょうか?
サイン、音楽、ダンスなどセリフのない世界を晒すでしょうか?

「サイン、音楽、ダンスなどセリフのない世界」チラシの下のコメントの通りです。幕が開けるまでシークレット。即興ダンスですので、全てアドリブで勝負だそうです。

数猫本について 高橋愛さんの父が語る

理学博士 (早稲田大学), 山形大学名誉教授の肩書を持つ数学者です。現在、数学・ゲーム工房の広報部長をしています。と言っても、この工房は 4 人でやっている小さな工房で、他の 3 人は東邦大学を教授で定年退職した僕の仲間です。

 

数猫は工房長の小林ゆう治氏が考案し、それを実現した冊子の絵は娘の愛が工房から依頼されて描いたものです。冊子にある数猫問題の初期設定の数字を細めで見ると、その下に描いてある猫が現れるようになっています。

 

また「数猫」は我が工房の登録商標です。工房の詳細は http://math-game-labo.jimdo.com

【人物紹介欄】武島芽衣子さん 聴覚障碍と性同一性障碍 ダブルマイノリティを生きる


ろう者で性別適合手術済みトランスジェンダーというダブル・マイノリティである武島芽衣子さんはLGBT関連用語の手話のパンフレットをつくり、全国で講演に励んでいる。
 武島さんはホルモン焼き肉の店を営む父と母の間に3人兄弟の長男として埼玉県秩父市に産まれた。原因不明の先天性聴覚障碍者として育った。家族全員健聴者であり、手話や発話練習を受けるために幼少時から聾学校の寮で集団生活を送った。
 物心ついた頃から少女的なモノを好み、小学生から少女向けアニメやゲームにはまり、毎日没頭した。特に「美女戦士セーラームーン」が好きで、女児向けキャラクター下着を両親に懇願して買ってもらった。しかし彼女の幼少期には「オカマ」という概念はあっても、LGBTなんて概念も言葉も知られて居ない時代だったこともあり同級生からから「オカマ」となじられた。「正直、周りがろう者でしたが、心の性が女ということはまったく理解されなかった。私は成長するにつれ、より一層と可愛いらしい服を着る事に強く憧れました。でも思春期ともなると自分が男性の身体であると思い知らされる二次性徴に悩まされ、女性の服を着ることに、なんとなく後ろめたく葛藤を感じました。」
 元々アニメ好きだった彼女はコスプレの存在を知って始める。「アニメコスプレイベント等では『女装コスプレイヤー』は珍しくはないから、女性のコスプレが出来て自分らしくなれました。」それからは、女性の格好で婦人服売り場に行き女性としてショッピングを楽しむようになる。「周りからは『可愛い』、『似合っている』と言われて、すごく嬉しかったです」と彼女は振り返る。
 しかし同時に言われる度に女になりたいと思い、性転換手術の方法を調べ始めた。しかし当時はどの資料にも学生が性別適合手術を受けるのは手術不可能と書いてあった。「性同一性障碍」の言葉を初めて知ったのは『三年B組の金八先生』だった。上戸彩さんが性同一性障害の役演じる姿を見て衝撃を受けた。その時の武島さんは20歳だった。そして、彼女はその年に社会人になる。「大手企業に就職して手術代を貯めるまで男としてガムシャラに仕事しました。男扱いは屈辱でしたが、ずっと我慢してきました。『魔女たちの22時』というTV番組で佐藤かよさんのカミングアウトを見て衝撃を受けました。同じトランスジェンダーということだけでなく、趣味がアニメやゲームだったり共通点も多く大ファンになった。で佐藤かよさんに逢い、悩みを相談したこともある」
 約10年で会社を退職し、得たお金で性別適合手術を受けた。「長く時間がかかったけど、やっと自分を取り戻せたと感じました」と振り返る。今はろう者・LGBTの啓蒙活動をこなしている。
「今年は東京レインボープライドでブースを出したら、保坂展人・世田谷区長や枝野幸男さんが見学に来た。LGBTろう者を対象に講演会もしています。世間ではLGBT講演会はたくさんありますが、ろう者を対象にしたものは皆無に近い。ろう者の中には手話しか理解できない人もいる。だから文字の資料だけでは理解出来ないろう者が多いんです。私の講演会は手話通訳士に全部通訳を頼んでます。それでも解らないと言われたら、私が直接手話で教えてます。」

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